転職エージェントとは

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入社式などで新入社員は「この会社を作るのはみなさんだ」とよく激励されるものだが、いつどのように作らせてもらえるのかは皆目わからないのが常だ。
しかし、この会社では違う。 実際に入社5年に満たない社員たちが経営会議で提案し、新しい制度をいくつも作って運用している。
採用、教育、広報と、IT事業部の業務のかなりの部分を自分たちで行っている。 「社員が作るビジネス」という言葉にウソはない。
「この組織は私やセンタースタッフではなくて、IT新卒特定派遣のメンバー一人ひとりが運営しているんです。 このビジネスを作っているのはメンバーです。
そして、やがてはIT新卒特定派遣社員の中からこの事業を担う中核人材が育ち、正社員になり、この事業をその中核人材とIT新卒特定派遣社員だけで運営してくれることになるだろう。 そう期待しているというM常務の口からは、続けてこんな言葉まで飛び出した。
「いずれは彼ら彼女らに経営をバトンタッチできるように育成していこうと、社長とも話をしているところです。 いつかは私もほかの幹部も外れていくわけですから、その次の経営者を育てようと。
自分たちの責任でこのビジネスを考えていけばいいし、自分たちで給料の配分などもやればいい。 そのために損益の見方などをもっと勉強してほしいですね」。

自分が努力して結果を出せばそれだけ報われるような仕組みを作っていきましょうと、そういうことなんです。 いまは私が最初に作ったものが骨格になっていますが、これからさらに成長できるようなIT新卒特定派遣の枠組みなどをみんなで一生懸命に考えて、導入していかなければいけません。
たとえば、余裕ができてくれば新規事業の担当部署を作ることも検討していい。 これからが面白くなってくると思います」。
AのIT事業部は常日頃から社員たちに新規ビジネスの研究や立案を奨励し、そのための勉強の場も与え、提案された案件に対して会社が「事業化可能」と判断できる状況になったら、社内ベンチャーなどの形で実現させていこうという方針を持っている。 才能と意欲あふれる新卒の人材にIT技術や経営の知識、ベンチャーマインドなどを身につけさせ、その中からさまざまなビジネスを立ち上げていくことができれば、本人たちの将来にプラスになるだけでなく、今後、AのIT事業の可能性も大きく広がる。
「みんなで新しい事業やりたいね」が合言葉契約社員に向けて「経営者がこの中から育っていけばよい」と言い、実際に権限移譲しようとする。


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